いま「中年スケーターがウザい、ではなくて熱い!」。30代半ばオーバーのいわゆるオッサンスケーターたちが狂ったように滑り始めている、という目撃情報が各地で相次いでいるようです。自分も含めた中年スケーター(いや何度も言うけどナイスミドルね!)が見栄も外聞も捨てて、ひたすら若者たちに紛れて汗をかいている姿はあまり清々しいものではないですが、微笑ましいものではあります(おそらく)。
なんでまた今更オッサンたちのスケート欲が再燃しているかというと、いくつかの理由が考えられます。
ひとつは手軽に滑る場所を確保できるようになったから。さすがに30オーバーでストリートでゴリゴリってのもどうも気が引けるな…というジレンマが、スケートパークおよびスケート関連施設が充実したことによって解消されたから。
もうひとつは、'80年代および'90年代に流行ったオールドスクールなトリックが、2、3周して“新しい”ものとして受け入れられたことによって居場所ができたから。
要するにスケートボードも多様化しているというか、ここにきてスケートを取り巻く環境が成熟しつつあるのかな、なんてご託を並べましたが、自分が中年になって見つけた真理があります。それは「ぶっちゃけ残された時間がねぇ~んだよ!」
軽くクルージングしてミニランプを嗜んで的ないわゆるチルスケ的なことはこの先も当分やれるだろけど、テールばしばし叩いてゴリゴリグラインドして、ガンガン跳ぶ! なんてスケートスタイルはあと何年やれるのだろうか…なんて弱気になって枕を濡らす夜が多々あります(夢精じゃないぞ!)。【Part II へ続く】
--KE
世界一カッコいい中年スケーターは、このお方で決まり。