今回はスケートビデオを撮影するうえで必要なビデオカメラについて僕が考えていることを書いていきたいと思います。
一昔前はフィルムやカセットのカメラを使用し撮影されていたビデオですが、現在ではスマートフォンを使用し気軽に撮影できるようになりました。みなさんもスマートフォンを使い自分や友人のライディングを一度は撮影したことがあるかと思います。魚眼撮影のできるDeath Lensや暗い場面で役立つLEDライトなどさまざまなアイテムがあり、非常に便利です。
プロが使用するカメラも10〜20年前に比べて非常に小型で高画質になり、最近ではGoProなどの小型アクションカムを使用し、今まで撮影できなかった映像でスケートビデオに劇的な変化が起きていると思います。
そんな中、自分が今もっとも注目する撮影機材は……「ラジコンヘリ」です!
ラジコンといってもドローンと呼ばれるラジコンヘリ(最近、首相官邸の屋上に着陸して問題になりましたが…)で、上空から撮影でき、今までとは全く違った映像が撮影できる代物です。その映像を見て、とあるカメラマンさんと「これからのビデオの腕はラジコンの腕になるかも…」なんて話をしていましたが、本当にそうなるかもしれません。「あのカメラマンあんな狭いとこ入っていって攻めてんなー!」なんてことにもなるかもしれませんね…。でも、自分たちの仲間にそんな高価なおもちゃをもっている人がいたら「ちょっとやらせてよ」といって墜落させるスケーターがいそうですが……。
ですが、そんな心配はご無用。さらに進化したドローンはスマートフォンを親機にし、そのスマートフォンを持っている人を追いかけて撮影できるそうです。つまり、スケーターがスマートフォンをポケットに入れてスケートをすれば自動的に自分を追い掛け、撮影してくれるというわけです。まだ開発途中のようですが、今までの撮影スタイルが劇的に変わってしまうかもしれない機材だと思いました。
ここまでいろいろと最新機材について書いてきましたが、スケートビデオはやっぱりスケーターがスケートボードに乗って撮影する撮影スタイルがやっぱりかっこいい! と思います。ウィールの音やスケーターと衝突するトラブル。テープ時代の名残となるメイクしたときのハンドサイン。そういった自然と生まれたものがあるのがスケートビデオといったところでしょうか? それか、映画に出てきたホバーボードで追い撮り!?
なにはともあれ、新しいものと古いスタイルを融合させた、新たな作品が世に出ることが楽しみで仕方がありません! 以上、機材オタクのたわごとでした。