SLIDER 場外乱闘・番外編 自分的東京五輪2020

 2015年の師走を迎えつつ、来年の8月にリオデジャネイロで開催されるIOC総会で正式に決定されるまではまだ何とも言えない2020年の東京五輪追加競技について、当コラムでもすでにスタッフがお題に取り上げてきたけど、追加5種目のうち3種目が自分と密接にかかわっているから、自分勝手な主観で触れておきたいなと思って書いてみた。

 まずは「野球」。ルールがまったくわからず、草野球でセカンドを走り抜けアウトを喰らうほどの無知。そして右肩の脱臼癖がさらに弱気を誘発し、キャッチボールすら敬遠するズブな素人なため、どちらかと言えばサッカー志向で個人的にはニュートラルな心境。

 次に「クライミング」。一度は試してみたいが、中年期の体重増で支える指力に自信ナシ。自分ができないからまだ実感が湧かない。

 「空手」。これは高校・大学と一貫して習ってきたので詳しいけれども、今となってはそのハードな練習や上下関係、何よりも骨折や打ち身や前歯の破損、長時間の正座と数々のしごきが骨身に沁みているので、正式競技になればある意味トラウマの再臨となるであろう…www
 決まればソウル五輪でテコンドーにその座を奪われて以来の悲願達成となり、見どころは形の演武もいいが、やはりヤルかヤラレルかの組手。パンチのみのボクシングとは違う蹴りのある空手で「一撃必殺」の醍醐味と失われつつある武士道的なソウルが見られれば面白い!

 そして、空手から逃げ出すように始めた「サーフィン」。ウェイブプール設営の説が有力ではあるが、ぜひともサーフィンの認知度アップ、しいては横ノリ発展の一助となればうれしい限り。ロングボードやSUPがなく、ショートボードのみというところが個人的にはうれしい。ルールがなかなかわかりづらいが、上手い選手の繰り出すマニューバーは見映えもするので、単に見るだけでも技の鮮やかさが伝わるのではないかと思う。

 最後に「スケートボード」。担当するSLIDER誌での関わりはもちろんのキング・オブ横ノリ。サーフィンやスノーボードにも通ずるスケートボードは競技という枠だけに収まらないそのスタイルやカルチャーが深く根付いており、万人に愛されるものだと思う。スケートはどこでもできて年齢に関係なく誰でもすぐに楽しめるものだから、五輪をきっかけにすべてがいい方向へ向きますように。また2016年がより良い年になるよう願いつつ、本年も残り少しですがいいクリスマス→年末年始とお迎えください。

 2016年もSLIDERをどうぞよろしくお願い申し上げます。