SLIDER 場外乱闘・番外編 今年を締めくくる大事な1冊。

  気がつけば今年もあと数日。あっという間に365日が経ったわけですが、個人的にはとても充実した1年になりました。昨年に比べれば、スケートをする機会がめっきりと減ってしまったのは非常に残念ですが、大きな飛躍の1年と考えれば、今年は“我慢の年”として、それも良しかなと思っています。来年はいまよりももう少し時間にゆとりが出るような気もしているので、となれば当VHSMAGインターンのKさんとか、友人で“絶倫隊長”ことSSMたちとも、また週末になれば滑りに繰り出せるのではないかと、いまからわくわくしています。いろいろと覚えたいトリックもあることですし……。
 さて、毎年年末といえばSLIDER冬号の発売時期でもあります。それがゆえに毎年クリスマス直近までバタバタとしているのですが、なんとか今年もギリギリのタイミングで締切が終わり、つい先日に最新号が印刷工場から刷り上がってまいりました。雑誌が完成することは毎号とても嬉しいことなのですが、とくにこの冬号というのは、1年の締めくくりを飾る号ということもあり、その完成の嬉しさはひとしおです。自分へのクリスマスプレゼントなんて言い方をすると少しキザにも聞こえそうですが、季節的なことなのかほっこり、そして温かな気持ちになるのは、きっと私だけではなく他のスタッフも同じなのではないでしょうか。もちろん読者のみなさんへの年末のプレゼントになり得るように、今号のSLIDERもさまざまに面白いコンテンツを用意いたしました。
 巻頭を飾るのは“Santa Cruz”。Screaming Handの30周年を記念して組んだ特集ですが、今回はその生みの親であるジム・フィリップスのフィーチャーだけにとどまらず、Santa Cruzのこれまでの歴史において重要な役割を果たした粋人たちも併せて紹介しています。ナタス・カウパスやジェイソン・ジェシーといった同ブランドの黄金期を支えたスケーターはもちろん、若手の才能溢れるスケーター、トム・アスタやブレイク・ジョンソンたちにも焦点を当てています。ついては’80〜'90年代のスケートシーンに傾倒するオールドスクーラーの方はもちろん、最新のシーンを追うスケーターのみなさんにも愉しんで頂ける内容になったのではないでしょうか。
 加えて第2特集では、注目の若手日本人スケーターを大フィーチャー。昨今オリンピック種目としても注目されているスケートボードですが、そんな同オリンピックの出場選手としても候補に挙がりそうな7名のヤングスケーターをここでは紹介しています。
 とまぁ、こうして誌面の説明をし出すと枚挙にいとまがないのですが、とにかく今号もスタッフが一丸となり、完成させた1冊でございます。発売日は12月29日(火)。ぜひぜひお買い求めを頂ければ幸いにございます。そして最後にはなりますが、今年1年、SLIDERをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。来年もさらに魅力的なコンテンツを読者のみなさんに送りできればと思っている次第です。どうぞ宜しくお願い申し上げます!