どうも!スケボーショップHi5の稲垣です。
いつもは、自分のオンラインストアでブログを書いているのですが、VHSMAGさんに声をかけてもらい、こうやって、こちらでもブログを書くことになりました。よろしくお願いいたします!
VHSMAGと言えば、日本で最もアクセスがあると聞いているスケボーウェブメディアです。これは多分、本当です。なぜなら、僕のGoogle Choromeのアドレスバーにキーボードで、「V」を打つと、自動的に「vhsmag.com」と続きが表示されるほど、毎日1回チェックすることが日課になっていたりするからです。
これまで、日本のスケボーメディアというのは、なぜか、アメリカのスケボー雑誌の日本版みたいな感じでした。THRASHER JAPANとかTRANSWORLD JAPANとか。
VHSMAGからは、日本のメディアとしての意地を感じるというか、日本人から見たスケートボードを正直に表現していて好きです。
これは多分だけど、VHSMAGの中の人達は、常に日本のスケボーの最前衛でやってきているから、アメリカとの文化の違いや差を知っているからだと思います。
そういう意味で、VHSMAGが作るコンテンツからは、違和感を感じることが少ないです。
たまに、日本のスケボーの映像を見ると、瓦屋根の家が立ち並ぶ風景に超カリフォルニアなBGMが流れていたりして、コンクリート打ちっぱなし風壁紙を見た時みたいな気持ちになることもあるけど、VHSMAGの映像には、そういうのがない。かといって、演歌を多用してしまうほど偏ってもいなくて、本当に良いのです。
そんなVHSMAGのコンテンツの中でも、僕が特に好きなのが、IPPONです。
スケボーでは、トリックをつなげることをラインと言ったりします。
ハンマートリックをドカン!とやるだけじゃなくて、普通のトリックでも、何個かつなげることでスタイルの表現になるということを見つけたスケーター達は、本当にすごい。
ラインで魅せるという文化がなかったら、今頃スケボーは、恐ろしいほどつまらなくなっていたはず。
面白いものや楽しいものには、必ず多様性があります。「これなら自分もできる」というのが、文化を発展させる大事なことだと思うんですね。
そういう意味で、ラインというスキルというか文化が誕生したことは、スケボーカルチャーの発展に大きく貢献したと思います。バスケットボールの3ポイントシュートに匹敵します。
スケボーのラインというのは、一つ一つは平凡なトリックだとしても、つなげ方やスポットの選び方で、十分に人を魅了できる見せ方で、これこそ普通の人のためのものだと僕は思っています。
トリックのインパクトはないんだけど、トンチを効かせることで、見ている人に、「一本取られた!」と思わせることができるスキルで、まさにIPPONなのです。
1本のラインで一本取る。ここまで考えてIPPONと名付けたVHSMAG、さすがです(予想)。
とは言っても、一つ一つのトリックは平凡だとしても、それらを納得いく形でつなげることは、めちゃくちゃ難しい。IPPONのページにならぶライン達は、国内トップスケーター達の珠玉の逸品(IPPIN)ばかりです。BGMなしのRAWな編集も良いのです。
いつか、僕のお店でスケボーを始めたスケーターが、IPPONに出ることがあったりしたら、店長冥利に尽きるなぁと思っています。
近々、IPPON Tシャツも出るみたいです。僕のお店Hi5にも入荷予定です。
これだけ褒めたから、Tシャツ入荷の時におまけが入っていることを期待して、終わりです。
次回からは、自分のお店のこととかを書きます!