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 スケートショップなんかに行ってゲットしたって人も多いかもしれないが、…
──BOARDKILL

2017.10.26

 スケートショップなんかに行ってゲットしたって人も多いかもしれないが、Boardkillの最新号、Vol.30に自分の写真が掲載されてウハウハしている今日この頃です。なんらかのきっかけでこのBoardkillをゲットした海外のお偉いさんがこの写真を見て気にかけてくれ、「スポンサー契約したいから2分ぐらいのフッテージを撮って送ってくれ!そして泊まる場所とエアチケットは用意するからいつでも来なさい!」なんて誘いがあるかもしれないしな!.....ないな。

 あっまだBoardkillをゲットしていないという方は明日にでもお近くのイケてるスケートショップへgo!!!イケてるスケート誌がフリーで手に入ります。

 まぁ兎にも角にも、昔から愛して止まないスケート誌に写真が載っけてもらえて感無量なのであります。これを書いてる今日は木曜日なのでTBT、Throw Back Thursdayとか言う、最近覚えたてというワケでもないアレであの日の撮影を振り返ってみようと思います。

 写真のトリックはB/S Boardslide。先に正直に言っておきますがメイクは割とスケッチーです(笑)。アウトの衝撃・難しさと着地点の少しぬかるんでいた土のせいでスピードはだいぶ落ちてます。笑

 あれは今年4月、桜が散り始めた頃の週末。Lee君、Jima君、フォトグラファーのWadapp君というビッグな兄貴達に連れ立ってもらった朝活スケートでした。セキュリティーやスケートへのストレスが少ない朝〜午前中のスケートが狙いです。普段起きるよりも早い朝5時過ぎに家の近くで拾ってもらい、ワンオブザ日本の有名スポット、埼玉のメセナへと。着いてすぐの頃にあの広場ではレディオ体操が始まり、おじぃちゃんおばぁちゃん達と体操から始めます。
 そっから滑り始めたワケだが正直狙っていたトリックがあるわけでも、撮影も考えてなかったので、あの独特のセクション群の感触と朝の美味しい空気を楽しみながらテキトーに滑るぐらい。ほら、あのデッカいところで回してみたり、バックノーズブラントなんてやる腕は持ち合わせてないからね...
それがたまたま良い方向に作用したのか、使われてるのをあまり見ないあのアップダウンのある湾曲部分で遊び始めてみると、意外と感触あり!というか無理ではなさそう。進入速度や体重の掛け方を試行錯誤しているうちに撮影に入ることに。

 しかしいざやってみるとやはり難しい。頭でイメージできても体が言うこと聞かないねぇ。何度か危ない転び方したりしてるうちに時間だけ過ぎていきます。4月ながら暑くなってきて体力も奪われます。「もう無理!」となったところで一旦休憩、しばらく寝ることにしました。その間、今度はLee君が狙っていたトリックを仕留めにいきます。、がそれもかなりタフなトリックで惜しいの連発しつつもなかなか乗らず...次は疲れてきたLee君が睡眠のお時間です。実は写真をよく見ると左奥にワッフルソールが見えるでしょう。あれがお休み中のLee君です。笑
 また自分のトライになるのだが体は冷えてしまったため1から再スタートみたいなもん。それでまた転んだり、乗りゴケたり、そういえばレッジの溝にやられてレールバーも片方折れてしまったな、、こんなん初めてだ

 そしてまたタイムリミットもある中でメイクできるのかできないのかわからないまま続け、ようやく最後まで板に乗れていたのがその時のメイクでした。スケッチーだがね。まぁ自分はそもそもそんなクリーンな滑りをするわけでもないし、それが全てでもないと思っている。おまけにSketchylifeというクルーで動いてたりもする。タイムリミットも差し迫った中やっと乗れた1回。スケッチーなのは、それが自分の力量なのでしょう。(とか何とかもっともらしいこと書いているが、ようは甘えだね、わかってますw)ま、メイクはメイクということで!

 何よりもこんなに攻めたのは久しぶりのことだったし、写真・映像の記録も残せたし、これは後々まで自分の記憶に残るであろうスケートの1コマとなりました。次またいつかメセナに行ったら同じとこでまたボードスライド、今度はクリーンにキメたいたいけど、もうやりたくない気もするな。おしまい。

KINAKOBO
玉城和明
(1987.10.20生)
東京・高円寺在住の在日オキナワン。インテリジェントな見た目とは裏腹に、どこか様子のおかしなスケートボード好き。
IG:@kazuaki_seejahr
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