日本ではプロスケーターが何なのかという意識はだいぶ低いように感じます。
そもそもアメリカでは、スポンサーからデッキがリリースされてサラリーを受け取っている人がプロスケーターとされていますが、ここ日本ではだいぶあいまいなことになっているようです。
自分がスケートを始めたとき、日本の中でシグネイチャーデッキを出してる人はほとんどいませんでした。自分が覚えてるのはT19からアキラ君とかチャカのデッキがリリースされてるくらいだったと思います。
日本人のプロデッキを流通させられるマーケットも確立されていなかったので、AJSAプロサーキットに出ているほとんどの人がシグネイチャーデッキは出せずにいました。
日本ではこのAJSAでAJSAプロ認定をもらえるので、スポンサーがほとんどついていなくても日本の中でプロスケーターといえる人が出てきました。
スケートはストリートだけではないので、向上意欲を上げられて全体を引っ張ってくれるAJSAのような存在は不可欠です。実際自分もこのプロ戦にも出場してましたし、一つの目標でした。現に世界で活躍する瀬尻稜や堀米雄斗、池田大亮などはAJSAが輩出したスケーターたちで、今後もさらにハイスキルなライダーたちを生み出していってもらいたいです。そして、この公認プロの制度もこれからも続けていくべきだと思います。
ただ、ここでいうプロ資格というのはあくまでAJSAの中での話であって、AJSA認定プロということでプロスケーターということにはならないと思うんです。協会側ではなくスケーター自身が意識を持つべきだという事なのです。
よく、プロスケーターは厳しいでしょ?とか言われることがありますが、ちゃんとしたプロスケーターでなければ厳しいでしょう。
ただ、デッキがリリースされていて本気でスケートボードに向き合っているスケーターはスケートだけで生活しています。
自分はそうなって初めて自分がプロスケーターだと語れるんだと思います。
最近たまに名前も聞いたことがない自称プロスケーターとかもSNSなどで見ますが、そういう人はほんとにいなくなってもらいたいです。
仕舞にはコンテストに数回出ただけで、地元でプロスケーターを語る人もいるようです。
こういう人たちのおかげでプロスケーターの価値は下がってしまいます。
プロを語るならまずはシグネイチャーデッキをリリースしましょう!