前回の投稿から時間がだいぶ経ってしまいました・・・。 自分が過去に撮影…
──Behind The Lens-004 [Daiki Hosoda]
前回の投稿から時間がだいぶ経ってしまいました・・・。
自分が過去に撮影した写真の撮影の裏側を紹介する「Behind The Lens」シリーズ。
第4回は今日、6/6が誕生日の細田大起の6年前に大阪某所で撮影された写真です。
「Behind The Lens-004」
2006年6月27日
Daiki Hosoda/ollie over pole
この写真はニコンのデジタルカメラD700で撮影しました。
ISO400、シャッタースピード1/15、F6.3で撮影。レンズはニコンの28-70mm/f2.8のズームレンズを使用しました。ストロボは2灯で左と右側からラジオスレーブを使って発光させています。
当時シークレットカットで大起特集の撮影をしているときに大阪で撮影した写真です。大阪のスケーターなら誰もが知ってる有名な商店街の近くです。ポールの手前のマンホールをバンクにしてポールをオーリーで飛ぶ大起。当初レンガかブロックでバンクを持ち上げる予定でしたが全く見つからずなぜか大量に落ちてた雑誌とダンボールで半ば強引にバンクに仕上げてます。しかも雑誌や段ボールがフニャフニャでバンクとして機能させるのがかなり難しい。しかも車や酔っ払い、謎の輩(写真に写ってる、なぜかスポットの隣で電話しだしたこの人も謎)も多いこの場所。なかなか集中するのが難しいスポットながらも10回でメイク。バンクとポールの位置も微妙でスポットとして見るにはかなりの眼力が必要ですね。
ライダーの細田大起はかなり昔から一緒にスケート&撮影をしてきた仲でビデオパートも作りました。ビデオパートの後に当時自分が発行していたシークレットカットで是非写真でも特集したいと思い数ヶ月大阪に通って特集を組ませてもらいました。大起のスポットをみつける眼力はかなりすごいというか、変わってます。大起自身が滑りたり、撮影してもらいたいスポットを見つけてきてそれを撮影していきました。
自分が作った大起のフルパートはこちら。26分くらいから始まります。
フィルマーやフォトグラファーはスポットを確かに持っていますが、スケーター自身が自分の滑りやトリックを見せれる場所を理解して撮影スポットを自ら用意するのがフルパートへの一番の近道です。スケーターは自分用のスポットを見つけて常にストックしておくことが大事ですね。
ゆきひさ