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エッジが効いてると言いますが
──EDGELINK

2024.09.24

 「エッジが効いてるなぁ」というフレーズ、誰もが耳にしたことがあると思う。このときのエッジは、おそらくはEDGYの方で、かなりトンがった、他とは一線を画すファッションとルックスをしている人を指して言っている。単なる風変わりなヤツのことをイージーにエッジが効いてると言う人もいないわけではない。しかし、こちらが言うそれは、かっこいいと飛ばしてるを足し算して、自信持ってるね! を掛け算できたときだけ繰り出されるフレーズだ。さらには、EDGYではなくて、EDGEの方のエッジはもっとすごい。淵(ふち)とか縁(へり)とか先端という意味合いが深まって、切れ味鋭いイメージや、後がないイメージ(退路はなくプッシュするのみ)がついて回る。それはまさにスノーボードやサーフボード、そしてスケボーでいうところのエッジを立てたりエッジが刺激的だったり、そういう部分に直結していると思う。だから、キワモノやイケてる連中がひしめいているのがデフォルトになっているこの業界で「エッジが効いてる」と名指しされることは、群を抜いて(いい意味で)キワキワだということになる。目立ってなんぼ、マジョリティから跳ね返ってなんぼの世界において、それを褒め言葉だとして受け入れられないスケーターは少ないだろう。
 今回は何の話をしたかったかというと、「エッジが効いてるね」をそのままアイテムにしてしまい、ブランドにしてしまったEDGELINKを紹介したい。ここで、普通はスポンサーライダーとか、どういったものがラインナップされているかというのをトピックにするのだろう。しかし、まず書きたいのが、このEDGELINKは、スケボーだけでなくストリートカルチャーを網羅するブランドでありながら、栄えあるブランド初のビジュアルイメージ(Ad)をSb Skateboard Journal、要ははスケボー専門誌に打ち出してくれた。この一手だけで、ブランドのエッジを研ぎまくったアティテュードを窺うことができるだろう。ライダーに名を連ねるのは、1999年のスケビ『Misled Youth』などでスケボーにおけるひとつのジャンルを確立してしまったZeroからグローバルでスポンサーされる根附海龍。そして、パリオリンピックでのシルバーメダルも記憶に新しい、これまたZeroと同じくひとつのチームカルチャーを築いているFlipからグローバルでスポンサーされる赤間凛音。名うてのデッキカンパニーからしっかりフックアップされている。スキルと度胸が異次元で融合している。そして、イージーじゃないことをいとも簡単にやってのけていく。ここでもまたエッジが立っている。
 スケボーと言っても、いろいろなスタイルやジャンル、好みと嫌悪があるように、バックパックやストリート・バッグにだっていろいろなものがあり、その分のファンクション、ディティール、ルックスがある。そして、それを生み出すいろいろなブランドがある。そこで大切になってくるのは、ナラティブだ。ブランドがどういったストリートをプッシュして、どういったシーンをイメージしてナラティブを描いているのか。EDGELINKのナラティブとはなんだろうか。勝手に考える。根附海龍と赤間凛音が世界を股にかけて活躍する(旅する)姿を追いかける。彼らが、旅のマスターピースやスケボーのツールをパッキングするとき。映画『マイレージ・マイライフ』よろしく、搭乗口で手荷物をゲートに通過させるとき。異国の地に降り立って、スポットへと向かうとき。そんな彼らの旅のワンシーンのプロップスになっているのはEDGELINK。それがナラティブになっていく。かっこいいと飛ばしてるを足し算して、自信持ってるね! を掛け算できるライダーを主人公にして、「エッジが効いてるなあ」というモノやシーンにリンクしていく。だから、スケボーに、Sbに、つねにエッジを効かせているものと繋がっていくことにポジティブであり続ける。それをそのままオピニオンしているブランド名、EDGELINK。みなさんもその名を(その姿勢を)、ぜひ覚えておいてくださいw 

—Senichiro Ozawa(Sb Skateboard Journal)

 


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