ちょうど30年前に公開された自分にとってのストレス発散映画『フォーリング・ダウン』。主演はマイケル・ダグラス。
妻と離婚して娘に会えない。大渋滞。母親とふたり暮らし。会社もクビ。若者のカツアゲ。注文したハンバーガーが写真と違う…。真面目に生きてきたサラリーマンも我慢の限界。日常的に遭遇する些細な出来事や不条理で苛立ちやストレスがたまり、ついに爆発。怒りに身を任せてストレスを発散するべく暴走する。ざっとそんな内容。
今の時代は「ストレス社会」とも言われ、現代社会の半数以上の人が何かしらのストレスを抱えているそうです。だからといって本作の主人公のように暴走するのはありえませんが、この映画には当時のアメリカが抱える社会問題が怒りとともに散りばめられています。結構コミカルに暴力シーンを描いていますが、誰でも「プッツン」してしまう可能性があると思うと笑えないかもしれません。
ちなみにこの映画は同年にリリースされた伝説のブランド101の『Falling Down』のジャケットの元ネタ。'90年代の名作とともに、マイケル・ダグラスのプッツンシーンをどうぞ。うまくストレス発散して暴走しないように気をつけたい。
--MK