西新宿のオフィスを引き払い、PagerTokyoのオープンとともに神保町に拠点を移して半年。目と鼻の先の近所にある店がやってきて長蛇の列を成しております。それも毎週水曜日の正午から約3時間ちょいの間だけ。この界隈で人が並ぶ店と言えば、丸香、神保町食肉センター、いもやくらいですが、この新しい店先で待つ客の層が若くおしゃれというか洗練されているのです。
この店はきのね堂というクッキー屋。水曜日のみの営業で、開店前から長蛇の列、わずか3時間ほどで完売してしまうほどの人気店。自分もオープン初日に購入したのですが、これが丁寧でそぼくな美味しさというか、パッケージをよく見たらなんと植物性…。これ見よがしに「ヴィーガン」と謳っていないところも素晴らしい。
なんでも元々は店主がずっと都内のマンションの一室でクッキーを焼いていたらしく、取り扱い店でしか購入できなかったとのこと(Paddlersもそのひとつ)。というわけで、知る人ぞ知る人気のクッキーが神保町でいただけます。気になる方は水曜日の開店前から並んでみてください。そしてその後、PagerTokyoにピットイン。
2020年には糸井重里のほぼ日が神保町に移転し、きのね堂も2月にオープン。古本やカレーだけでなく、これからもさまざまな新しい文化がこの街にやって来る予感。
--MK