ここ最近、時代の流れとともにスケーターの間でも健康ブームが到来しているように感じます。ジムに通ってワークアウトしたり、酒や薬物を断ったり、ヴィーガンに転向したりしてフィジカル・メンタルヘルスの向上に努めているスケーターが特に海外で増えています。
そこで、酒でもエナジードリンクでもなく、とある「水」のブランドが少しずつ話題になっているようです。その名もLiquid Death。まず「死の水」という、本来ヘルシーなライフスタイルを提案するはずの飲料水ブランドらしからぬネーミングが独特。ビールのようなトール缶に入っており、ロゴやデザインもおどろおどろしくまったくヘルシーの真逆。「水=ヨガ」というイメージを払拭し、「親が敬遠し、子供たちが喜ぶ水を」というメッセージも斬新。このブランドはかなりふざけていますが、パッケージに敢えてペットボトルを使わないという環境への配慮も忘れていません。
ちなみにLiquid Deathのオーナーは、自身の初めてのデッキだったというトニー・ホークのボードグラフィックが脇腹にタトゥーされているほどのガチスケーター。大手エナジードリンク社が牛耳るスケート業界に2019年に殴り込み。立ち上げ当初はスケートイベントをスポンサーしようとしても、エナジードリンク社にキックアウトを食らったこともあったとか。それに腹を立て、彼は各エナジードリンク社のCEOをBerricsに招いてスケートゲームで宣戦布告するという企画もスタートしたようです(もちろんギャグで実現不可能でしょうが)。
なにはともあれ、スケーター特有のエッジーなブランディングがいい感じ。日本上陸の予定があるかはわかりませんが、CMをいくつか貼り付けましたのでチェックしてみてください。
--MK