数あるスケート系トークショーのなかで、クリス・ロバーツがホストを務めるNine Clubが最優良番組だと思っております。他のスケーターのディスを求める番組があるなかで、Nine Clubだけは終始グッドヴァイブス。しかもゲストの知られざるエピソードを引き出す能力が高い。それも聞き手の知識の深さの賜物。
そんなNine Clubですが、先日そのスピンオフであるNine Club Experienceの終了が告げられました。こちらはケリー・ハート、ジャスティン・エルドリッジやジェロン・ウィルソンらを迎え、スケートコミュニティの最新ニュースや出来事についてざっくばらんに話し合う番組。5年にわたって配信してきたのですが、終了の理由は忙しすぎて燃え尽きた…と。パンデミックによってリモートで行うStop And Chatが始まったりと、週4ペースで収録を行っていたらしいのでパンクしたとのこと。出演者が笑い合ったり、ときにルームメイト同士(ケリー・ハートとロジャー・バグリー)のしょうもない口喧嘩が勃発したり。楽しい時間を提供してくれていただけに、この番組がなくなるのは寂しい。
ゲストを迎えて深堀りする通常のNine Clubはそのまま続くので、とりあえずそちらの新エピソードを楽しみに待ちたいと思います。それまでは、Nine Club Experienceのファイナルをどうぞ。最終回はなんと3時間半。特になにも事件など起きませんが、やっぱりそのユルさがいい。
--MK