Hip-Hopファンの方々はすでにご存知かと思いますが、人気ラッパーのNorikiyoが今年6月に収監(本人曰く長期取材)されたそうです。
2022年8月の「末端価格1億1000万円の大麻を育て売買していた」という逮捕報道以降、真実とは違う警察のストーリーありきの捜査に抗いつづけた末での長期取材(※売買は警察の捏造)。
詳しくはさまざまなメディアに残した彼のインタビューをチェックしてほしいのですが、勾留中にリリックを書き、判決を待つ保釈中にRecした10thアルバム『犯行声明』やそのMV、映像作品の数々にラッパーとしての矜持を感じてアツくなります。まさに“オレナラココ”にある「でも俺の声まではぶち込めないっしょ?」というパンチラインを体現しています。
そもそもアーティストが罹っている重症筋無力症という難病の症状緩和に大麻が効くというエビデンスがあり、それが大麻栽培へと繋がっているのだそうです。世界から遅れている日本の医療用大麻の是非を含め非常に考えさせられた次第。そして「権力には屈しない」「自分なりのやり方・武器で戦いつづける」ということを自らの行動で示してくれたNorikiyoに勇気づけられるのであります。
--TM