2019年に出版されたイアン・ボーデン著『SKATEBOARDING AND THE CITY: A Complete History』という書籍の翻訳本のお手伝いをさせていただきました。今回はスケーターの名前やトリック名、表現、事実確認など、スケーターが違和感なく読めるようにスケーター目線で監修させていただいた感じ。邦題は『全スケートボード史』とかなり壮大ですが、そのタイトルに負けないくらい凄まじい情報量があります。1960年代から原著が発売された2019年までのスケート史を網羅。
ここで著者のイアン・ボーデンについて少々説明を。イギリス出身のスケーターであり建築史家。ロンドン大学大学院バートレット建築学校の教授でもあります。本書では母国イギリスやアメリカだけでなく、日本のシーンについても言及しているというオタクっぷり。しかもアカデミックかつスケーターの視点でスケートの歴史や文化、アティチュードやメンタリティなどを論じております。さらにはQRコードが随所に散りばめられ、スケートの魅力を文章や写真だけでなく映像でも堪能できるという素晴らしい内容。
本書は9月12日(木)、晶文社より発売。オリンピックでスケートの競技の側面に注目が集まる今だからこそ、このように歴史や文化に焦点を当てた書籍を手元に置いておきたい。気になるスケーターは以下のリンクで詳細をチェック。
—MK