東京都練馬区大泉出身。首まで入ったタトゥと三編みの長髪がトレードマークのギャングスタラッパー、D.O。そんなラッパーの幼少期から2018年5月の2度目の逮捕、11月に東京地裁にて懲役3年の判決がくだされるまでを書いた自伝がこの『悪党の詩』。少年時代から学生、そしてHip-Hopに出会いラッパーへと成長していく彼の生き様と哲学がこの本には記されてあります。ストリート、音楽、ドラッグ、スニッチ、暴力、メイクマネー、トラブル…ぜんぶひっくるめてオレのライフ!! と帯にあるように、さまざまなトラブルやストリートでの出来事を糧としてさらなる高みを目指そうとする男の成功と挫折のストーリー。早速購入し即読了いたしました。
実は自分、以前にD.Oとは仕事で縁があり、雑誌のモデルやインタビューに協力してもらったことがあります。また、TV番組でお茶の間の注目を集めた人気絶頂時の逮捕(2009年)のときも、彼を散々持ち上げていたさまざまなメディアが手のひらを返したかのように引いていく中、自分たちだけが「今っしょ!」ということでガッツリ特集をさせてもらったということもありました(ちなみにこの特集により版元と大揉め。自分たちでメディアを持つことの重要性を知るのでした)。
そんな経緯もあり、自伝の出版を以前から心待ちに。知人もちょいちょい文中に出ており「なるほど、あれはそういうことだったのか…」なんて思いながら楽しく読むことができました。
なお、この『悪党の詩』は購入場所によっては本人のサインが入っていたり特典がついていたりするので、よく調べてから買うのがおすすめ。ちなみに自分は悪党の詩の特製キーホルダー付きセットをディスクユニオンにてゲット。ピーポくんと一緒にベルトループにぶら下げておりますw
—TM