自分が‘90年代に夢中になっていたSoul Coughing(ソウルコフィング)ってバンドがあります。NYを拠点にしていたマニアックなバンドで、ジャズやファンク、Hip-Hopを貪欲に取り入れた「オルタナティブ系」なんて当時は表現されていたのかな? もっとわかりやすく説明するとそのとき人気だったBeckやG. Loveに近い音楽性ながら、それをさらに前衛的にしたって感じ。今回の執筆にあたって調べてみたところ、Soul CoughingはJohn ZornやLounge Lizardsら当時の先鋭的な音楽シーンの中心地であったNYのライブハウス、Knitting Factoryの出身と知って妙に納得してしまいました。
やがて21世紀になり、自分のなかでは忘れ去られてしまった過去のバンドになってしまったのですが、先日何気なく観ていたYouTubeに彼らの'90年代のライブ動画が出てきてびっくり。20年以上ぶりに曲を聴いてそのかっこよさに2度びっくり。それ以来、自分の中でのSoul Coughing熱が再燃。バンドとしては'92〜'00年の活動期間に3枚のアルバムを残しており、SpotifyやApple Musicにあるのでみなさんもぜひ聴いてみてください。
そんなSoul Coughingですが、なんと今年になって24年ぶりにバンドを再結成。9〜10月にかけて全米ツアーを行うようです。望みは薄いかもですが、来日公演もぜひ!!
—TM