夏も終わりに近づいていますが、やはり暑いとホラー映画を観たくなります。そこで前から気になっていた『ヴァチカンのエクソシスト』を鑑賞。
エクソシストと聞いて連想するのは、1973年の『エクソシスト』の象徴的なシーンの数々でしょう。緑色のゲロを吐いたり、空中に浮遊したり、首が360°回転したり。なかでもブリッジ状態で階段を駆け下りるシーンは伝説となっています。これは「スパイダーウォーク」と呼ばれているみたいです。
今でこそスパイダーウォークのシーンは有名ですが、1973年に劇場公開されたオリジナル版には収録されていなかったようです。ハーネスを着けたスタントが天井から吊るされた状態で同シーンを演じたらしいのですが、当時の技術ではワイヤーを映像処理することができず、やむなくカットされたのだとか。そしてオリジナルで使用されたのは、蛇のような舌をペロペロ出しながら普通に四つん這いで歩く滑稽なシーン。
問題のブリッジ状態のスパイダーウォークがお披露目されたのは2000年。映像処理の技術が発達したことで、約30年の月日を経てディレクターズカットに収録されることとなりました。しかも実際のスパイダーウォークはゆっくりと階段を降りているのですが、早回しで異常な怖さを演出。
ということでスパイダーウォークのシーンをどうぞ。メイキング映像を観ると笑ってしまいます。ちなみに『ヴァチカンのエクソシスト』でもスパイダーウォークは健在。でも普通の四つん這いでしたw
--MK