弊社随一の社会派(?)スタッフTMが執筆した“警備員いじりはダサい!”の反響が予想以上に大きかったのですが、セキュリティやスケーターの素行問題に関心をもっている人たちが増えたということでしょうか。記事の内容をスーパー要約すると、「警備員を若い衆が大勢で茶化す映像はイケてない」ってやつ。国内でも警備員(弱そうな)をいじる類の映像が一部で流行っていることに言及したもの。
お国柄やシチュエーションも千差万別なので一概には語れないけれど、世の中にはデンジャラスな警備員も一定数いるってことは肝に銘じておいたほうがいいでしょう。まあ、敷地内でスケートボードしているくらいでビッグトラブルに発展するとは思えないけど、さまざまなバックグランドを持った人たちがいるので決してあなどれませんよ。
そんなことも踏まえて、先月の自粛期間中に暇すぎてたどり着いたのが映画『地獄の警備員』(’92)。『CURE』や『回路』などで知られる黒沢 清監督作。松重 豊扮するサイコパス警備員が、配属先の商社で殺人を繰り返すといったB級ホラー映画。面白いかどうかって聞かれるとあれなんですが、ひとつ言えるのは殺害方法が斬新。創意工夫されたクリエイティブなスタイルは、スケーター側だったら‥。最後まで謎だったのが、サイコパス警備員が元力士って設定。闇が深い相撲界へのアンチテーゼなのか。
YouTubeにフルで上がっているので、お時間にスーパー余裕がある人はぜひともご覧ください。ごっつあんDeath!!
─KE