Interview by VHSMAG, Photos courtesy of Brixton, Special thanks: StraightSix Ltd.
VHSMAG(以下V): まずBrixtonに加入しようと思ったきっかけからお願いします。
ジェイソン・ジェシー(以下J): ずっとThe Clashの“Guns of Brixton”という曲が好きで、ガキの頃に兄弟たちが爆音で聴いていたのを覚えている。ブランドが立ち上がった当初、Brixtonの最初のアドを見てこう思ったんだ。「ハットを作っているのか!? 最高じゃねぇか!」ってね。
The Clash “Guns Of Brixton”
V: Brixtonの魅力は何でしょうか?
J: オマエの母ちゃんの魅力は何かだって? ヴァギナだよ。OK、妙な感じに聞こえるのはわかってる。でもヴァギナがなければ母ちゃんを愛するために生まれることすらできない。とにかくBrixtonに携わっている人間が全員最高なんだ。赤ん坊はこの世に生まれるために通る産道が大好きだろう? オレはそれと同じくらいBrixtonが好きだ。
V: Brixtonとのコラボコレクションが実現した経緯は?
J: オレからお願いしたんだよ。礼儀正しい人間だからね。
V: ではコラボコレクションのコンセプトは?
J: ストリートで全裸という状態では言葉が唯一の武器ということだ。
V: どのようなアイテムがリリースされているのですか?
J: 限定リリースのアパレル、ヘッドウェア、アクセサリー。イケてるジャケット、Teeやフーディもある。すべてディテールにこだわったものばかりでオレのカスタムアートワークが配されている。スナップバック2型、ビーニー、スリッパもある。
V: このコレクションでお気に入りのアイテムは?
J: いい質問だね。正直、全部。
V: 今コラボのインスピレーションはどこから得たのですか?
J: オレはカリフォルニア沿岸のビーチや橋に囲まれて育った。だからそれが大きなインスピレーション。
ジェイソン・ジェシーのコラボコレクションのCM。
V: ’80年代からスケーターとして活動していますが、当時と比べて変わったことはありますか?
J: 何もない。昔も今も最高だ。でも今のほうが一緒にスケートをしてジョークを飛ばせる最高な仲間が多くなったかもね。
V: スケートボードの魅力は何でしょう?
J: スケートボードそのもの。
V: スケートボードとバイクビルドやバイクライドといったその他の活動の共通点は?
J: オレの母ちゃんは助産師だった。オレは10歳の頃に妹を含めた合計9人の赤ん坊の出産を手伝ったんだ。だから基本的にオレにはたくさんのはけ口が必要だったんだよ。
V: では継続して高いレベルで活動を続ける秘訣は何ですか?
J: さっきも言ったように、母ちゃんが助産師でヴィーガンだったからオレはガキの頃からあまりパーティができなかったんだ。さらにオレは左利きで、人生、死、愛、人間の優しさ、チャレンジ精神、美顔術、スキンケア商品に執着している。
V: これまでの活動を振り返って一番うれしかったことは?
J: この質問を聞かれている今だよ! ジェイソン・ジェシーより、愛をこめて。
Santa Cruz『Streets on Fire』(1988)
Santa Cruz『Speed Freaks』(1989)
Santa Cruz『A Reason for Living』(1990)
Santa Cruz『Risk It』(1990)
Consolidated『Number 1』(1995)
カリフォルニア州ラセルバビーチ出身、ワトソンビル在住。’80年代終わりから’90年代初めにかけて活躍したバーチカルスケーター。現在はSanta Cruzのプロチームに在籍し、BrixtonやConverse CONSのアンバサダーとしても活動中。代表作は『Streets on Fire』、『Speed Freaks』、『Risk It』など。
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