アメリカの非営利・公共のラジオネットワークであるNPRが制作するTiny Desk Concertという企画をご存知でしょうか? その名のごとく“小さなオフィス”を舞台に行うコンサート。
この企画が誕生したのは2008年のこと。NPRの人気音楽番組であるAll Songs Consideredのホストを務めるボブ・ボイレンがバーで開催されたコンサートを観に行ったところ、客がうるさすぎて肝心の音楽がまったく聞こえなかったのだとか。音楽は心ゆくまでゆっくりと聴きたいとジョークまじりに自身のオフィスにアーティストを招いて演奏させたことがすべての始まり。それ以来、本企画はシリーズ化されて10年間でカントリーからヒップホップまで幅広いジャンルのアーティストを招いて500以上の小さなコンサートを開催。
このコンサートの魅力は、やはりアーティストとオーディエンスの距離が近く、大箱では見られない落ち着いた親密な時間が流れること。その分、アーティストは通常のコンサートと比べて緊張するのだとか。ということで、Tiny Desk Concertの動画をいくつかご紹介。いつか生で観てみたいと思うものばかりです。
–MK