『レッド・スパロー』を観てまいりました。標的を誘惑し必要な情報を得るというロシアの女スパイもの映画。要するにハニートラップが題材。そもそもこんな女諜報員(男版もあり)を育成する秘密プログラムがあるのか!? と半信半疑でかかるも、訓練の模様が具体的なので最終的には「さすがはスパイ大国ロシア」と妙に納得。スケールも大きく、モスクワ、ブダペスト、ロンドン、ウィーンなどを舞台にスパイの攻防戦が繰り広げられ、ちょいちょいツッコミどこはあるけれど、諜報員と工作員の仕事の流儀(ディテール)にかなりリアリティが伴うのでグイグイ物語に引き込まれます。なんでも原作者が元CIAだって言うんだから説得力あり。とはいえ、取り立てて観たい作品ではなかったんだけど、最終的に映画館まで足を運ぶ決め手となったのが、ジェニファー・ローレンスのヌード(小声)だったので、完全に作り手の術中(ハニートラップ)にはまった形になりますが。
なにしろ見応えあり(笑)の映画なので、みなさんもぜひ。途中、ロシア人の拷問シーンがあるんだけど、目を覆いたくなるようなエゲつなさ(しかもクリエイティブ)なので注意。「おそロシア…」
─KE