先週末は沖縄に帰省していました。なんだかんだすでに今年3度目。今年の残り半分もあと2〜3度帰省の計画が。家族や仲間の冠婚葬祭で近年かなりの頻度で沖縄に帰っていますが、仲間の結婚ラッシュにより帰省の機会も増えそうです。もちろん喜ばしいことながら僕は結婚式貧乏とでも言いましょうか、手にした給料は見事に去っていくばかりです。「年に5〜6回の帰省を1年間我慢すりゃ海外ツアー行けるんじゃん?」なんて意見も聞こえてきます。そ、そ、そうなんですが沖縄に戻ることは自分にとっては意味があり大切なものなんです…。あぁ、地元を離れて生活するのは楽しさ半分、そして同じぐらい大変だ(泣)。
さて、今回の帰省は実は妹の結納のため。4つ下の妹は3人の兄弟の中で最も器用でしっかり者。人生の軌道を安定して進んでいけるタイプとでも言いましょうか。こうなることは大分前から予想はできていたものの、やはり妹に結婚を先を越されるのは兄としては少しだけ複雑な気持ちでもあります。親戚や身の周りの仲間が次々ゴールインを果たす中、ついに自分の妹もゴールイン。相手がいないにもかかわらず、自分も「結婚」について思うことが多くなってきました。「自分はいつか結婚できるのだろうか? もし自分が結婚するに至った際、その相手はどれだけスケートボードを理解してくれるだろうか。どれだけスケートに駆り出す時間を許してくれるだろうか?」 これはスケートボードを日課とする中毒者たちにとって大きな関心事ですが、僕の身の周りには実に上手くやっているスケーターが多いです。「嫁ポイント」なるものを稼ぎ、貯まったポイントを有効活用。そして然るべき時にスケートに打ち込むといったように。持ちつ持たれつの結婚生活を送り家庭とスケートを両立している…。そんな僕の周りのスケーターにただただリスペクトするばかりです。
大成したスポーツ選手や芸人さんの陰に、その活動を理解し支えるパートナーの存在があるというのもよく聞く話。彼らに自分を重ね合わせようと試みるのも恐れ多いのですが、もし結婚すれば自分もパワーアップし、より良い人生を歩むことができるのだろうか? 「あんたこの歳にもなってスケボーばっかりして、結婚する予定とかないの? 結婚して子供ができてやっと一人前として認められるんだからねぇ!」なんておしゃべりな母によく言われます。地方や田舎の出身だと周りの結婚も早く、たいがいこんなもんでしょう。
ここだけの秘密ですが、高校の卒業文集には25歳までには結婚して子供がいるという未来の予定が書き記してあります。想い描いた順風満帆な未来予想図はズルズル延びてしまいました。僕が結婚し、あわよくば大成するなんてのはまだまだ先の話になりそうです。
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)