前代未聞のスケートビデオがついにリリースされました。なんと、おそらく世界初となるガールスケーターのみで構成された作品。タイトルは『Joy and Sorrow』。“一喜一憂”という意味です。そのタイトルどおり、みなさん一喜一憂しています。ガールズといってあなどるなかれ、レッジでスライドやグラインド、フラットやバンクでフリップトリック、ステアも飛ぶし、フリースタイラーまで登場します。しかもスラムセクションまで収録。なんというか……スラムしています。それほど攻めているということです。
　日本各地、グアム、イギリスから、総勢60名以上のガールスケーターズが登場します。中でも、個人的にスキルが群を抜いていると思ったのがラストパートを担当したKAMAこと風間美保。スピード、安定感、クオリティ高しです。そして原囿真樹子のFsポップもクオリティが高かったです。
　本作『Joy and Sorrow』は、彼女たちガールスケーターズにとってスタート地点となったことでしょう。この先どこまでガールスケーターたちが進化していくのか、次作を楽しみに待ちたいと思います。