数年前になりますが、アメリカ在住フォトグラファーのゴトケンの案内のもと、取材を兼ねてオースティン・ジレットのお宅にお邪魔してきました。場所はLAのダウンタウンから少し離れた閑静な住宅街にある庭付きの一軒家。しかも持ち家で、愛犬と暮らしているとのこと。
たしか当時24歳だとか言っていたのですが、なんにせよ20代前半で庭付きの一軒家を買えちゃうってどんだけよ!? とツッコみもしたくなりますが、驚くのはそれだけではありません。なんと、裏庭にある離れ(というかプレハブみたいな簡易的なハウス)は完全防音にカスタマイズされていて、その中で爆音でインストゥルメンタルを奏でているとのことでした。30代後半にして1Kに住んでいる独身男からするとかなり羨ましいシチュエーションに怯んでいると「ピンポーン」とは鳴らなかったけどドアベルが鳴り、慣れた様子で扉の向こうから颯爽と入ってきたのは、なんとディラン・リーダー…。彼もまた、大型犬を連れての登場。OMG….。ふたりともデッキの代わりに犬を連れているので、一瞬GQの世界に迷い込んだような錯覚を起こして目眩を感じた、という箇所は少し盛りましたが、なにしろ優雅過ぎるライフスタイルにビックリドンキー。
そんな、オースティンの誰もが羨むような生活は、大金持ちのパパの資産からでもなく、常識を超越する運からでもなく、彼の仕事(パフォーマンス)の対価として支払われる給料で成り立っている。という至って単純な事実を、先日HUFよりリリースされたオンラインパートがなによりも雄弁に語ってい〼。
–KE