フリースタイルと言う概念のそもそもが、ある意味”=オリジナル”であるという風に捉えると矛盾しているかの様な今回のお題「オリジナルフリースタイルスケート」です(笑)。
フリースタイルスケート自体を知らない初心者の人に簡単に説明すると、ストリートの豪快さや障害物に対して独自のアイディアでアプローチする創造性の面白さに対して、基本、平地のみという制限された中でその限界を超えるべく目指す独創性や繊細さ完成度の高さを主にするスケートスタイルです。
ストリートと比べ大きな怪我のリスクが低いとも言えるので、子供や女の子にも手軽に始めやすいです。
詳しくは、フリースタイルスケート日本代表の1人である藤井雅博が運営するコチラをチェック!!
ちなみに藤井氏は俺と同い年で大阪出身なのですが、俺も昔、手品等、スケートとはあまり関係ない事を色々教わった師匠でもあります(笑)。
で、本題。
次世代のロドニー・ミューレンとの声も名高いキリアン・マーティンの来日は記憶にあたらしい所ですが、彼の滑りは勿論、それらの影響も含め、ストリートではGOU MIYAGIを筆頭に、練習環境などのリソースに乏しい部分を逆手に取ったとも言える日本人ならではのアイディアに特化したオリジナルスタイルを目指す風潮はフリースタイルスケートシーンにもその波が押し寄せているようです。
そんな中、今回紹介する鈴木 貴詞氏の映像ですが、俺はフリースタイルシーンには疎いので今回の動きは彼自身のオリジナルな動きなのか、フリースタイルシーン全体がこの様な進化を遂げているのかは知りませんが、いずれにしても今までのフリースタイルシーンにはないオリジナルな要素を色濃く感じる動画です。
本来、スケートボードはスケートボードでしかない訳で、自身の脳内で「フリースタイルだから興味ない!!」とか「ランプだから興味ない!!」とか言うのは自由ですが、その様な柔軟性の無い発想からは真のオリジナルスタイルを目指す事は難しいという事実があるのみです。
真のスケートに対する理解を深めてみたい人は是非、自身が食わず嫌いになっていないか疑いネクストレベルを目指して貰えればと思います。