Takahiro Morita
Takahiro Morita
森田貴宏
1975年生まれ 東京中野に拠点を置くスケートボード映像プロダクション「FESN (far east skate network)」を主宰。'95年からFESNとして数々のビデオ作品を発表し、その独創的なプロダクションスタイルから国内だけでなく世界中のフォロワーを持つ。'70年代後期アメリカ西海岸でサーフィンの流れをスケートボードにいち早く取り入れた伝説のチーム「ZEPHYR」を継承するボードメイカー「Z SKATES」の日本支部「TOKYO Z BOYS」のメンバーとしてキャリアスタート。'90年代はストリートを中心に日本各地で行われるコンペティション、デモンストレーションに参加しながら自身のビデオ制作を中心に活動。現在は自身のスケートをさらに進化させるべく、乗るボード自体をデザイン、制作する本格的なスピードクルーザーショップ「FESN laboratory」を経営する傍ら自身のクルーザースケーティングを広めるべく各地でデモンストレーション活動を行っている。
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A Happy New Year !!

新年明けましておめでとうございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?長らくこのブログをお休みさせて頂いていた森田貴宏です。
昨年2011年は本当に大きな出来事が日本で発生し、自分を含む日本に住む多くの人がもう1度自分達の進むべき道について考えさせられた1年だったのではないかと思います。
震災以降、僕はスケーターとしてどういう行動に出るべきなのか? 今後自分は何をすべきか? ということをずっと考え、そして行動してきたつもりです。
昨年11月28日にはDOMMUNEというインターネットTV番組にて同じくスケートボーダーが運営する音楽レーベル「HOLE AND HOLLAND」の呼びかけでFESN.TVの特番を実現させて頂きました。
昨年自分が発信した「SKATERS MUST BE UNITED.」というメッセージが彼らスケーターである「HOLE AND HOLLAND」のみんなに伝わってくれたのだと心底感謝致します。

そのタイミングで僕は前々から僕自身のスケートボード観の根底にあるであろう1つの謎を解き明かしたいと考えました。
それが日本最初のスケートボード専門誌「OLLIE MAGAZINE」(今コンビニで売っているオーリーマガジンとは別物ね)を作った張本人との対面でした。
その人物こそ日本スケート史における最重要人物「西岡昌典a.k.a.デビルマン西」さんでした。

昔からスケートしている人なら誰もが知っている。多くの都市伝説を持ったこの「西岡昌典」さんとの対面は正しく僕が掲げたメッセージ「SKATERS MUST BE UNITED.」そのものでした。
現在60歳を超えるスケートボードの生き字引である「西岡昌典」さんの話は常にブっ飛んでいて、そして常に論理的だった。
そして常にお茶目で可愛らしい。
僕が初めて目にしたスケボー雑誌「OLLIE magazine」の記事、そしてそこに写っていた写真そのものような人柄だ。世界中をスケートデッキとスチールカメラを手にして旅し続けた男は日本に世界最高のスケートボードの情報を提供し続けていた。
僕はその「西岡昌典」さんの作った雑誌で育ったスケーターです。そしてその雑誌で育った僕自身が今度はその何十年か後にスケートデッキとビデオカメラを持って世界を旅してきました。
僕の行動のルーツはこの人だった。僕が影響を受けたスケートボードはこの人からの発信だった。
そう気付けた2011年だった。

まさに「SKATERS MUST BE UNITED.」だ。

昨年の年末、とうとうこのブログの出発点である友達が僕のところに遊びに来てくれました。
その時のブログタイトルは「KANPAI MY BROTHER」

マイブラザー「KEN GOTO」とヤツのお嫁さん「SARAHちゃん」を引き連れての新宿甘太郎飲み会。
オーダーの仕方がハイテク過ぎて僕のような昭和生まれには全くハマらない甘太郎ちゃんのシステム。
全てがコンピューター管理される世の中が近づいているのでは?っと焦ってしまうの僕だけだろうか?
日本人初の「THRASHER magazine」のカバーを撮った僕のブラザー「KEN GOTO」も未だに世界中をスケートデッキとスチールカメラを使って戦い続けている同志。
ヤツの幸せは僕の幸せでもある。

そしてまたこの「VHS」というウェブマガジンの仕掛人は1番最初に僕にスケートボードを教えてくれた小学校の同級生。僕と同じく「西岡昌典」さんの作った雑誌で育ったスケーター。あれから24年が過ぎようとしている僕達は未だにスケートボードに夢を見させられ続けている同志。

そうだ! まさに「SKATERS MUST BE UNITED.」だ。

全ての繋がりに感謝を捧げて、新しい出会いに期待で胸を膨らませる。
2012年の今年こそ!出来ればみんなでカンパイだ!

「KANPAI MY BROTHER!! KANPAI MY FAMILY!!」
 森田貴宏

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