119番


 
 1月22日の大雪で帰宅が遅れた! なんて人も多いかと思うのですが、自分久々に喰らいました。18時に羽田空港発のリムジンバスに乗り込み、家に着いたのが朝の7時前…。山手トンネル内に11時間以上スタック。通常なら30分で新宿に着けたはずなのに、トータル12時間弱ってLA行きかよ! 後日ニュースの報道で知ったんだけど、なんでも出口の坂にトラックが立ち往生したのをきっかけにトンネル内が大渋滞。朝5時くらいにようやくトラックがレッカー移動されたみたい。リムジンバス内にトイレがあったのがせめてもの救いだけど、水はハーフボトルしか持っていなかったのでキツかった。食い物はどうしたって? 実はお土産のクッキーを完食しちゃいました…。なにしろ車内は一酸化炭素中毒になるんじゃないかってくらい排ガスが充満しているし、iPhoneの充電は前半で切れるし、周りはオッサンだらけだし(オレもだ!?)散々でした。それでも「日本人のサラリーマンの辛抱強さすげぇー」って感心するほどみなさん冷静沈着で、長期戦を覚悟したかのように終始だんまり。途中5〜7人ほどが自己責任のもと非常口から脱出するという一幕も。かくいう自分は、地上に出たところで品川あたりだったのでタクシー拾える保証もないし、PCなどを入れたキャリーバッグを雪路でゴロゴロするわけにもいかないのでステイ。やることないのでひたすら自問自答。「オレの人生は一体どのあたりから狂ったんだ」なんてことをひらすら考えながら天気の回復を願う。そんな中、しびれを切らしたオバさんが遂にキレる。3時間前に出た同じ会社のリムジンバスも先で詰まっているらしく、なんでその情報が共有されてないんだとかわめきだし車内の空気は一転不穏に…(言ってることは間違ってないが)。挙げ句の果てには小さい息子が気分悪くなったとかなんだでドライバーに救急車を要請させる始末。ほどなくして救急隊員が到着し、気の弱そうな夫をリムジンバスに残して子供ともども脱出。車内にはうるさいヤツがいなくなったことに安堵するとともに、その手があったか!? 的なしてやられた感が。肝っ玉オバさんのことだから、救急車で搬送されるタイミングで「息子の体調が良くなったから家の近くまで送って欲しい」くらいのことを言っているであろうことは想像に難しくない。黙っているのが日本人の美徳なんてのはほとんどの場合は不毛で、このケースでは救急車でさっさと脱出したオバさんがWINNERだってこと。なんといっても救急車呼ぶのは(今のところ)タダですから。

─KE

 

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