今回紹介させていただくのは、PTAのおばちゃんが見たら発狂して裸足で“Billie Jean”を踊りだしちゃうような危険な代物。その名もMurder Casebook。訳すと「殺人事件事例集」というストレートなタイトルそのままに、世界を震撼させた凶悪な殺人鬼にフォーカスを当てた週刊誌。毎週毎週ぶっ飛んだ殺人鬼を紹介する上に、TVCMまで行っていたのだから時の流れは恐ろしいといいますか、当時はまだ今よりおおらかだったんだなぁなんて思っちゃいます。
このMurder Casebook、1995年に創刊し’97年まで全96冊を刊行。当時学生だった自分も密かにコレクションしておりました。実家住まいの頃は、親にバレたくなくてまるでエロ本を隠すかのように自分の部屋の奥の目立たないところにしまっていたのを思い出します。
でもって肝心の内容なんですが、殺人鬼の卑劣な犯行を偏見なく記述しているのが特徴で、犯人の少年時代、焦点、殺人者の心理、論点という4つにフォーカスして分析。豊富な資料や綿密な取材により読み物として優れているだけでなく、犯罪心理学の資料としても役に立つのではないでしょうか?
記念すべき第1号を飾ったのはMarilyn Mansonの元ネタとなったことでも知られるチャールズ・マンソン(Marilyn Mansonという名前はマリリン・モンローとチャールズ・マンソンが由来death!!)。当時は買い逃すと古本屋をひたすら巡るしかなかったのですが、インターネットが発達した現在は簡単に手に入れることができるようになりましたので、これを見て気になった人はぜひ探してみてください。
なお、この本に夢中になって、ミイラ取りがミイラになった…なんてことにならないように気をつけてくださいね (-д☆)キラッ
—TM