アダム・マクナットと聞いて反応したそこのアナタは、間違いなく’90年代の残党。薮から棒にアダムさんですが、’90年代前半に活躍した“隠れ天才”という言葉がピッタリなスケーターのひとりです。元々はPowell Peraltaのライダーとしてデビューし(デッキカンパニーの数が片手におさまるぐらいの時代)、後にWorld Industries系列の101に移籍。当時神童と呼ばれていたガイ・マリアーノに匹敵する実力の持ち主だったと今でも思っています。トリックセレクションが時代の先を行き過ぎていて、当時のスケートシーンそのものが彼の動きについて来れていなかったのでは。なにしろ過小評価されていたわけではないでしょうけど、もっと出世していてもよかったかなと。後に、101でチームメイトだったジェイソン・ディルやWorld系列のスケーターのインタビューなんかをかい摘んだ情報で人物像を推察するに、どうやらあまり社交的ではなかったようです。急速に変化し続けるミッド90’sの激動スケートシーンに、性格的について行けなかったとか(または意図的に)。まあ、理由は人それぞれでしょうけど、いちファンとしてはやっぱりかっこいい姿というかフッテージをもっと観たかったなと。Evolなるブランドに移籍してからのアダムさんの活躍ぶりはなかったことにしておいてください(笑)。てか、以前にもRandom内で同じような記事を書いたけど、ドンマイってことでorz
─KE