最近のマイブームは、Fsノーズスライドです。そもそも出来るトリック数が両手に収まってしまうので、マイブームというのには語弊があるかもですが、自分的に気に入っているというか、なにかと多用しております。21世紀生まれのスケーターからは“トリック”として認識されていないレベルかとは思いますが…。
なにしろFsノーズスライドですが、さほど難しくない割に見た目がクールなので使い勝手がよく、スキルで勝負出来ない自称スタイル重視系スケーターの自分にとっては大助かりです。ちなみに’90年代初頭からノーズが長くなったのは、ノーズスライドがやりやすいようにというのが理由のひとつだったと思います。クリス・マーコビッチ、ジーノ・イアヌーチ、カール・ワトソンは(他にも大勢いるけど)Fsノーズスライドをよりクールな技として昇華させた使い手の筆頭として名前が挙げられますが、Fsノーズスライドを極め、そして誰よりもスタイリーにこなしていたのは元Mad Circleのモーゼス・イトコネンだと信じています。対象物に完璧にデッキを水平に固定し、後ろ足がつま先立ちになる完璧なフォルムのFsノーズスライドは神レベルです。
なので、今回は古い作品ではありますが、モーゼスのFsノーズスライドが収録されているMad Circleの『Let The Horns Blow』を貼付けてあるので、まだ観たことないって人がいればチェックしてみてください。ちなみにFsノーズスライドのコツは、「ボウリング選手のスローイングのフォームを真似すればいいメ~ン」と、某パイセンスケーターが教えてくれました。
–KE