先日、渋谷の宮下公園スケートパークが2020年に向けた再開発のために閉鎖されたばかり。同じように、世界中でさまざまな重要なスケートスポットが都市開発のために閉鎖、または閉鎖の危機に晒されてきました。フィラデルフィアのLOVE、ロンドンのサウスバンク、そして忘れてはならないのがNYCのブルックリンバンクス。
ブルックリンブリッジという橋の下に広がるこのレンガのバンクスポットは、’70年代終わりからスケーターに愛され続けられてきた、まさにNYのアイコン的スポット。これまでにさまざまなスケーターによる素晴らしいセッションが繰り広げられてきました。そんなブルックリンバンクスも、これまでに何度となく閉鎖と開放を繰り返してきた歴史があります。’80年代終わりや’90年代初めに一時的な閉鎖があり、2001年の9.11の際には警察車両の駐車場となったために3年ほど閉鎖。そして、2010年にはブルックリンブリッジの改修工事のために再び閉鎖され、重機や工事車両の置き場所に。スケーターにまた開放されるのは2015年ということでしたが、まだフェンスに囲まれている状態。ところが、最近ブルックリンバンクスでスケーターが滑っている様子がインスタグラムで発信され始めています。セキュリティに見つかれば速攻でキックアウトされてしまうとのことですが、当初から心配されていた路面の破損もなく、問題なくスケートができる状態のようです。
現在はブルックリンバンクスの正式オープンを求めるレターをNYスケーターたちが公園管理局に送り続けている模様。橋の改修工事が無事に終了した今、またブルックリンバンクスでの極上フッテージが拝める日もそう遠くなさそうです。それまでは、フィルマーのRB・ウマリがカメラテストとしてゲリラ的に撮影したブルックリンバンクスの最新映像をどうぞ。
–MK