Darkstarより、空山 基が手がけたグラフィックを起用した限定コラボデッキシリーズがリリース。同ブランドを取り扱うアメリカのDwindle Distributionからプロモーションビデオを依頼され、空山 基の動画インタビューを制作させていただきました。もうチェックしていただけましたでしょうか?
ここで、改めて空山 基のご説明を。空山 基は、’70年代から活動を始め、ロボットやメタリックでエロティックな女性を非常に写実的に描くことで知られる世界的なアーティスト。SONYが開発したエンターテインメントロボットであるAIBOのコンセプトデザインやAerosmithの名盤『Just Push Play』のジャケットデザインを手がけたことで知られ、これまでにNike、Stussy、Playboy、Penthouse、Marvel Comics、Star Trek、Disneyなどともコラボレーションを行っています。ジョージ・ルーカスが映画『スターウォーズ』のコンセプト画をまとめたLucasfilmの作品集『Star Wars Art: Concepts』にも空山 基の作品が掲載され、あとがきの謝辞にはルーカス本人が「特に空山 基に感謝している」と記しているほどの重要人物でもあります。ルーカスに多大な影響を与えたアーティストといえば、どれだけ重要なアーティストであるかわかっていただけると思います。
「夭折、つまり早く死ぬアーティストは無能。生きているときも死んでからも認められるのが本当のアーティストの在り方」、「100%新しい物は受け入れられない。新しいものは2、30%で残りの70%は安心するものという案配が重要」など、あらゆるジャンルのクリエイターに響くであろう言葉の数々も動画インタビューに収録。収録されていませんが「締め切りを守れないアーティストは論外」と言っていたのが印象的でした。
ということで、DARKSTAR × HAJIME SORAYAMAのデッキシリーズは要チェックです。空山 基が参加するグループ展、ALLOY & PEACEも青山のスパイラルホールで4 月19 日(火)~ 24 日(日)まで開催するとのことなので、生で素晴らしい作品を拝めるこの機会もお見逃しなく。
–MK
VHSMAG制作による空山 基の動画インタビュー。
空山さんからAerosmithの『Just Push Play』をサイン入りでいただきました。
太いミドルフィンガーがチャーミング。