adidasのスケートプログラムが再始動した2006年からチームの一員として活動するデニス・ブセニッツが来日するというニュースはすでにご存知かと思います。adidasとデニスが10年にわたり築いてきた関係を祝してリリースされるシグネチャーコレクション“Dennis Busenitz 10-Year Shoe Pack”のお披露目、そしてadidasに在籍した10年間の功績を振り返るイベントへの参加が今回の来日の目的のひとつ。
デニスといえば、かつてTWSが選ぶ”スピードフリークBEST10選”にトップで選出されたほどのハイスピードなスケーティングで知られるスケーター。ストリートからトランジションまで対応するオールラウンドなスキル、そして繊細なテクを要するマニュアルトリックでさえフルプッシュで突っ込むという的確なボードコントロールの持ち主。しかも、コンテストでも確実に結果を残すことのできる万能プレーヤー。
2008年に行われたadidasジャパンツアー、そして『Away Days』の撮影の追い込みで今年初めに敢行した九州ツアーに同行したことで光栄にもデニスのスケーティングを生で目撃したことがあるのですが、それはそれは驚愕のひと言。トリックの精度の高さなんて当たり前。そんなことよりも、ヒザを効果的に使ったスピードコントロール、路面の悪さへの対応力、またハイスピードながらもボードを手足の延長のように扱うボードコントロール、さらには汗だくになるまでセッションをしても2日間同じTシャツで耐えられる強靭な精神力に唖然としてしまいます。
ということで、2006年から現在まで、adidas Skateboardingに在籍した10年の間にリリースされた動画の中で、デニスのベストシーンを勝手に振り返ってみたいと思います。ちなみに、東京と大阪で行われるデモとスケートセッションで彼の生滑りをチェックできるので、この貴重な機会をお見逃しなく。
–MK
2008年に敢行されたadidas Skateboardingによるジャパンツアー。
2009年にリリースされたadidas Skateboardingのヨーロッパーチームをフィーチャーした『Diagonal』より、デニスのパート。
2011年にリリースされたRealの『Since Day One』でラストパートを飾ったデニスのパート。
2011年のTampa Proでのウィニングラン。
2012年にRealよりオンライン公開された“Pushing San Francisco”。
2016年にリリースされた『Away Days』の締め切り間際に敢行された九州ツアーの模様。