DISCIPLINE

 薮から棒ですが、今回は僕のスケートボードのギア(以下スケギア)についての“こだわり”について。こだわり aka 信念、主義、掟、美学なんてワードを持ち出すと、なんてことないことでもそれっぽく聞こえが良くなるので日本語って便利。ただ、この一見かっこよさげなマイルーラ、じゃなくてマイルールも“執着”って言葉に置き換えると俄然マイナスフレーバーが漂うあたり、日本語って難しいし使い方次第でクールに演出できちゃったりで複雑! 話は少し脱線しましたが、僕のスケギアで譲れない(譲れ!)三ヵ条。 

其の壱:トラックはユルユルであるべし。 
其の弐:インソールはデフォルトのモノを使用するべし。  
其の参:ウィールの絵柄は内側に配置するべし。

 壱のトラックについてですが、ストリートスケーターのトラックが固いのはダサい、なんて思い込みがあります。スケートを始めた当初のヒーローがナタス・カウパスで、彼のトラックがビデオで観てユルユルだったため(少なくても中坊の頃はそうだと思い込んでいた)、今でもユルくなきゃダメなんだという思い込みからきている(少し締めた方がやりやすそう…)。
 弐のインソールについてですが、最近流行り(?)のハイテク外付けインソールはダサい、なんて思い込みがあります。インソールも含めてスケシューを選んできた世代(時代遅れ!)の名残とでもいいますか、足が痛くても薄めのインソールがイケてると信じています。
 参のウィールの絵柄についてですが、外側はプレーンじゃないとダサい、と昔先輩に伝授されたのを健気に守り通しております。ウィールの外側のグラフィックなんてすぐに消えちゃうのは分かっているんだけど。

 とまあ、美意識の問題といえばこれまた聞こえがよいのですが、要するに思い込みが激しいということでしょうか。ちょっとした工夫でスケートライフが向上するのであればトライするべきなんだろうけど、長年の習慣というやつはなかなかの曲者です。てかそんなこと知らんよ、勝手にしてくれ、とお叱りの声が聞こえてきそうなのでドロンします。

–KE

 


※本文と動画はなんら関係ありません

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