「元気ですかぁ〜?」 いや、「疲れてないですかぁ〜?」 SNSに通勤電車、希薄な人間関係に全体主義。加えて、日中スケートしているだけで赤の他人から罵声を浴びせられるわで、ストレス社会の真っただ中。いや〜疲れた疲れた(汗汗汗)。
そんなこんなで低空飛行中の毎日の中で、ヴァイブスUPなことといえばやはり良質なフルパート。特に日本人パートからは元気がもらえるというか、環境が近いだけにリアリティが増します。都心でフッテージを撮り下ろすことがどれだけ大変なことか知っているので(東京でフルパートを撮るという行為自体がハンマートリックに値する)、「あそこであのトリックやべぇ〜」となるわけです。ヤングジェネレーションによる一点の曇りもないギンギンなパート、中堅どころの工夫をこらしたユニークな滑り、ベテラン勢によるいぶし銀な滑りからパワーをもらっております。
そんな中、最近特にというか改めて感銘を受けるのが、パパさんスケーターの勇姿。過去にいくつものフルパートを作ってきた上で、お父さん業をしながらさらにソロパートを出すっていうんだからネクストレベル・シット。仕事して、結婚して、子育てしながらスキルを磨いて、さらにフルパートを作っちゃうってどんだけよ!? ぶっちゃけバケモンっす。
ってことで、ここVHSMAGでフルパートをこさえたパパさんの滑りをご覧いただき、慢性的な疲れと理不尽な輩のネガティブヴァイブスを吹っ飛ばしていただきたい。「I am your father」(コォォ、ホォォォ)
─KE