GET BETTER WITH AGE

 年齢を重ねるごとにスケートがパワーアップしている(少なくても自分の目にはそう写っている)akaベンジャミン・バトンは誰だ!? ってことで、独断と偏見でワイン型スケーターのトップ5を選出してみました。
 ボビー・ウォレスト、チコ・ブレネス、アンソニー・ヴァン・イングレン、ガイ・マリアーノ、そしてゼレッド・バセット(順不同)。
 この5人、明らかにフッテージやパートが公開される度に滑りが進化している。ボビーはまだ20代なので伸び代があるとしても、他の4人は30代なので(チコは40代かも)肉体を酷使する他の多くのスポーツ選手と同様に、10代後半から20代中盤までのプライムタイムを終えているわけです。
 俗に言う“峠を越えた選手”という響きの悪い揶揄があるのですが、この5人に関しては当てはまらないどころか、そんな固定概念を高速道路を逆走するボケ老人並みに逆行しているではありませんか。
 もちろん彼らも人の子、フィジカル的にもメンタル的にも年々負担は増すばかりだとは思うけれど、そこはベテランの経験や巧みを活かした見せ方やスケートへの取り組み方で、その衰えをカバー、どころか完全に凌駕している印象を受けています。そんな彼らの偉業は誰もが同じように体現できることではないだろうけれど、彼らのような立派なスケーターがいる限り(This is 他力本願)、立場は違えど同世代スケーターのひとりとして、下手な言い訳はできないぞ、まだまだスケートと向き合ってやるぜ! という意気込みに駆られるのであります。
 そんな海の向こうの中年スケーターを(オレのことね)奮い立たせてくれていることこそ、彼らが真のプロフェッショナルである由縁ではないでしょうか。オブリガードォォ!!

–KE

 

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