9月末に発売されたSLIDER Vol. 20。Chocolate 20周年特集のジーノ・イアヌーチのページを“今年はジーノにとって節目となるに違いない。スケートシーンを揺るがす大きなニュースが飛び込んできそうだ”と書いて締めたわけですが、そのページを執筆している段階でジーノのChocolate脱退はインタビューを通して知らされていました。しかし、どこに移籍するのかはまったくわかりませんでした。そして、Tumblrを通して移籍先がジェイソン・ディル率いるFucking Awesomeであることが判明したのがつい数日前のこと。ネットには真偽の定かではない情報が飛び交っているため、飽くまでも噂かもしれないという疑念はありましたが、VHSMAGの某インターンが親交の深いAVEに確認をとったところ「Hahah.. Yes he is with us.」。つまり、真実であるとのこと。これは明らかにスケートシーンを揺るがすビッグニュースです。
　‘80年代の終わりに一世を風靡したPowell Peraltaに中指を立てたスティーブ・ロッコがWorld Industriesを立ち上げ、さらにはそこから’90年代初めにGirlとChocolateが誕生しました。大きく成長を遂げたカンパニーからライダーが引き抜かれスモールカンパニーが台頭する。その流れがまた到来し、時代が繰り返している感じがしてなりません。ジーノのFucking Awesome加入のニュースはアドなどで正式に発表されるとは思いますが、それまでは彼がこれまでに残した至極のビデオパートや映像集をおさらいしておきましょう。ディラン・リーダー獲得に続き、ジーノの加入。Fucking Awesomeの勢いが凄すぎて、もう何が何だかわかりません。

–MK