男性がスケートコミュニティの中心として長年シーンを支配し続ける中、女性スケーターの活躍が著しく目立ち始めているように感じます。’80年代から活動し、Vansからシグネチャーシューズをリリースした経歴を持つバーチカルスケーターのキャラベス・バーンサイド、そして’90年代にはToy MachineやZeroに所属したストリートスケーターのエリッサ・スティーマーなど、女性スケーターの活躍はこれまでにもありました。しかし、ここ最近の女性スケーターによる活躍ぶりには目を見張るものがあります。
先日限定公開されたWelcomeの初フルレングスビデオ『Fetish』ではノラ・ヴァスコンセヨスの良質なフルパートが注目を集め、彼女のadidas Skateboardingグローバルチームへの加入が正式にアナウンスされたのも記憶に新しい。ThrasherからはStreet League 2016のSuper Crownを制したレイシー・ベイカーのスキルフルなストリートスケーティングを収録したフルパートが公開されたばかり。ブラジル出身のレティシア・ブフォーニはBerricsのBattle Commanderに起用され、リジー・アーマントはThrasherのFiring Lineのセグメントで優雅なラインを披露。
ここ日本でも女性スケーターのコミュニティが賑わっています。西村碧莉は日本人女性として初めてStreet LeagueのSuper Crownに参戦し、中村貴咲は昨年のX Gamesにてゴールドメダルを獲得。小川希花はクリスチャン・ホソイ率いるTeam Hosoiに迎え入れられたばかり。自分が知る限りでも、このようにグローバルな活動をする日本人女性スケーターのニュースも耳に届いています。
時代は変わり、一昔前までは想像すらできなかった女性スケーターによるコミュニティが急激に発展しています。ということで、個人的に気になった女性スケーターの活躍ぶりを振り返ってみたいと思います。
–MK
Mob Gripより公開されたノラ・ヴァスコンセヨスのパークフッテージ。
Thrasherより公開されたレイシー・ベイカーのフルパート。
BerricsのBattle Commanderに起用されたレティシア・ブフォーニ。
Firing Lineでスタイリッシュなラインを披露したリジー・アーマント。
個人的にスケートコミュニティの女王といえばこの人、エリッサ・スティーマー。
Toy Machine『Welcome to Hell』とBrotherhood Skate Shopの『Paradise』のパート。