イリノイ州の北東部、レイク郡アンティオックという小さな村の出身。冬は雪が辺りを覆うという決してスケートフレンドリーではない環境。そんな村で粛々とスキルを磨き、世界中から注目されるプロスケーターとなったのがDeathwishやEmericaの看板ライダーとして知られるジョン・ディクソン。
先月、Deathwishからリザード・キングとのWオンラインパートを残し、同パートのRAWヴァージョンも公開されたばかり。無骨ながらも巧みにフリップトリックを組み込んだスタイル、そして寡黙で闘志むき出しのディクソンのスケーティングにヤラれてしまいました。冒頭から頭部強打の流血でスタートするRAWヴァージョンは実に壮絶。穴の空きまくったボロボロのジーンズが単なるファッションではないことは彼のフッテージを観れば一目瞭然。ちなみに恵まれた体格とパワーはディクソン家に代々受け継がれたもの。というのも、曽祖父はかつてシカゴベアーズに所属したアメフト選手、そして祖父はジョニー・ケースというプロレスラー。
そんなジョン・ディクソンのパートのRAWヴァージョンを改めてチェックしてください。アメフトとプロレスの血を引く異色のハイブリッドスケーターということを踏まえて観ると、また印象が変わってきそうです。
–MK