昨年末から始まったLookbookの企画はみなさんチェックしていただいていますでしょうか? Lookbook企画とは文字通りさまざまなブランドのLookbook(=カタログ)を紹介するシンプルなコーナー。ですが、このLookbook企画は見方によってはさまざまな楽しみ方があると思っているので、今回はそれについて書かせてもらいます。
まずはブランドの世界観。カタログだけあって新商品がたくさん紹介されているのはもちろんなのですが、どのようなライダーがいて、どのようなデザインやフォントをつかっているか…などなど、そのブランドがどんな世界観をユーザーに提案しているかを知ることができるのがとても興味深いです。
また、ラインナップのなかから商品や色の傾向、業界全体の流行や今後向かうべき方向性をイメージするのも一興。デッキのシェイプが変化したり、スケートシューズがファットなものからスリムなものへと移り変わっていったように、複数のブランドの商品の傾向を分析して未来を探ってみるというのもオススメです。
その他、プリントのサンプリングネタやメッセージの意図を考えてみるのもアリです。これは製作者との知恵比べ的な側面もあるので、元ネタや意図が読み取れたときの嬉しさはひとしお。ただ、こちらの楽しみは広範囲に渡る知識が必要になってきますが、ハマるととてもおもしろいハズです。
ということで、一見単調な企画に見えるLookbookコーナーも、視点を変えるとまた別の楽しみ方があるというお話でした。
ちなみに、自分がLookbookという言葉を聞くようになったのはここ数年のこと。それまではカタログという言葉を使用していたので、Lookbookという響きが妙にスタイリッシュで洗練されていたように感じたのを覚えています。
そして当方は微妙にオールドスクールな人間なので、いまでもカタログと言われる方がシックリきちゃったりします。
–TM