洋の東西を問わず、「そういえばあの人どこいったんだ?」的なスケーター、みなさんの周りにもいるかと思います。プロの世界で十二分に通用するスキルを持ちつつも、なんらかの理由でスケートシーンから忽然と消えてしまう…。その多くは、結婚、就職、子育といったプライベートな理由というのは想像に難しくないですが、中には捕まった、病気にかかった、大怪我をしたなんて不本意ながらリタイアな人もいるみたいです。自分の経験則というか統計なのですが、天才と呼ばれる天賦の才能に恵まれた人にかぎって“燃え尽き症候群”というか、スケートそのものに飽きちゃう人が多いようです。スケートが簡単すぎるのか、スキルに見合ったリワードが期待できないとか、凡人の自分からするとなんとも羨ましい限りなのですが、どうやら天才には天才の悩みがあるようです。
そんな折、先日消えた(というか見かけなくなった)スケーターについて砂川ジャパンとディスカッションしていたときに、どちらともなく名前を挙げ、意気投合したのがマッシーモ・カヴェド二。とにかくなんでも器用にこなし忙しくトリックを連射するあの人です。上半身の立ち具合とかフェイキーや180からのリア系のトリックが取り立ててクールです。聞くところによると現在はVansには所属していないそうですが、REALには在籍しているようです。マッシーモ・壁ドン、ではなくカヴェド二のフッテージが見たすぎる今日この頃です。ド~ン!
–KE