前回の続きなのですが、中年スケーターと一括りにしましたが、大きく4つのタイプに分けられます。
A. 古い価値観を押し付けてくるタイムリープ型
B. 早朝や深夜を狙うコミュニケーション拒否型
C. 新世代のコミュニティに溶け込むバリスケ型
D. 息子・娘を連れだっての親子二代ホノボノ型
どこのスケートパークに赴いても、A~Dに思い当たるような中年スケーターはいますよね。
Aのタイムリープ型は厄介な人が多い。過去にそれなりの実積があった(と思い込んでいる)らしく、全盛期の話が基本ベースにあり、無駄に話が長くて貴重なスケート時間を奪う。スケートパークを居酒屋だと思い込んでいる風。さらにレベルが高いのが、聞いてもいないのにノウハウを指南したがる系。ベテランとレジェンドは同義語ではないので注意。
Bのコミュニケーション拒否型の黄昏スケーターは、基本的に他人に干渉しないので距離感は絶妙。What’s Up選手権は苦手(チィ~スチィ~スと気持ちの入ってない生温いタッチのあれね)だが排他的な雰囲気はなく、短時間集中して滑り込んでいるので謎にスキルが高い人が多い。ギアとか出で立ちに強いこだわりを持っているのも特徴的。
Cのバリスケ型にはいい大人が多い。新しい価値観が若い世代の間で生まれている中で、時代にある程度コミットしようとしている。キッズやトレンドに迎合するといった後ろめたいものではなく、現在進行形でスケートボーディングしている健全な姿勢の現れ。年齢差や世代を越え、いちスケートボーダーとして同じ目線で受け入れられているので違和感がない。
Dの親子二代スケーターは無条件で素晴しい。なぜなら、スケートボードという多様性があり美意識の高いスポーツ/遊び/文化を愛する子に伝授しているので。「スケートボード is 素晴しい」ということの完全肯定であり、スケートボードへのもっとも崇高なリスペクトの形を実践しているので(憧れる)。
てか、そんなオレは何型なんだ? 残念だが独身(それでも子供いる人もいるけど)なのでDはない。みんなでワイワイ滑るの好きだからBもない。理想はCだけど、冷静に自分を見直すと限りなくAに近い…。ぐ、グレてやる!!
─KE
中年スケーターの鑑