スケートにはスケーターしか知り得ない専門用語が数多くあります。例えば「このスポットでこのトリックはABDだよ」とか「いまのスケッチーだったね…!!」とか、スケーター以外の人が聞いても「???」な言葉が結構あるんです。それはなぜなんだろうって今回のRANDOMを書くにあたって考えてみたんですが、自分なりの答えが出たのでここで発表させていただきます。
それは「スケートボードがストリートで発展していったから」。ストリート(路上)でのさまざまなトラブルや邂逅、新しい才能の誕生を経て進化していったスケートだけに、仲間内のスラングや言葉遊びが口コミを経て大いに広がっていったのではないか…と自分は勝手に解釈しています。同様の例にHIP-HOPもあるんですが、これもスケート同様、多種多様な専門用語がストリートで誕生しては広がっていったのではないでしょうか?(例えばBeefとかillとかMy Manとか…)
とまあここまで書いたところで今回の本題。このコラムが公開されるその直前に「スケート用語白書」なる企画がVHSMAGでローンチされました。内容はタイトル通り、今さら恥ずかしくて人に聞けないようなスケート特有の言い回しや専門用語を紹介するもの。国語辞書なんかには載ってない専門用語が数多く紹介されており随時アップデートされていくので、これさえ読んでおけばスケーター同士の会話には困らないスケート版転ばぬ先の杖。
A「今日ハンマーメイクできた! やったぜ」
B「(ハンマーってあれのことだよな)…か・か・金槌!?」
A「……」
B「……」
なんてことになる前に、まずは「スケート用語白書」をチェックしてみてください。
—TM
スケート用語白書:www.vhsmag.com/skate-lingo/