今年創刊したばかりのNY発のスケート誌、STOOPSのIssue 2が完成したようです。以前にも創刊号がリリースされたときに本誌についてご説明しましたが、これはNYの43 Magazineのエディターを務めるエビー・ガファリアンとアレン・イングがクラウドファンディングサービス(※不特定多数の人がインターネットを通して資金の提供や協力を行うサービス)を通して制作資金を調達したことで実現した雑誌です。その内容もこだわり抜かれ、掲載写真のロケーションをすべてNYに限定し、ローカル、ネイティブ、ビジターを問わず、NYのストリートで切り取られたクリエイティブかつRAWなスケーティングを紹介するというもの。しかもポートレートやオフショットをはじめとするライフスタイル写真とシークエンスは一切排除。
そんなSTOOPSのIssue 2。今回もコアなストリートスケートがNYネイティブの視点で切り取られ綴られています。その中でも目を引いた見出し文句がこちら。“SPOTS ARE FOR EVERYONE, BUT THIS IS YOUR PATH, THIS IS YOUR JOURNEY, YOU GOTTA FIND THAT SHIT YOURSELF.” つまり、「スポットは万人のためにあるが、それはひとつの道であり旅である。自分自身で発見すべきものだ」ということ。スケートがオリンピックの正式競技に内定してコンペティションに注目が集まる中、このようなストリート目線も大切にしなければと実感する今日この頃です。
―MK