あれは今から4〜5年くらい前のこと。VHSMAG編集部の一角で、ニューギアをゲットしたVHSMAGインターンのKEがコンプリートを組むよくある光景。なにげなくその姿を眺めていると、なにやら変わった行動をしていました。気になってよ〜く見ると、ウィールにはめたベアリングをカッターナイフでほじくっています。なにをしてるか聞いてみると「カッターナイフの先端部分を使って、ベアリングのシールドを外している」と。その理由は「アメリカのプロスケーターたちのなかでベアリングのシールドを外すのが流行っていて、ベアリングが回転することで埃やゴミが外に出るから調子いい。日本ではまだ、アメリカのスケートシーンに精通した一部のスケーターにしか定着していない」ということでした。それ以来、自分の中に「ベアリングのシールドを外す=イケてる」という基準が誕生。他人のベアリングが妙に気になり、チラチラとチェックしていた時期がありました。
そこから幾年月、スケートの輸入代理店のHascoから「注目のベアリングがある」ということで貸出してもらった新作アイテムを見て、上記のやり取りがフラッシュバック! 「シ、シ、シ、シールドがないぞ」。
その商品とは、Bronson Speed Co.のRawモデル。ニュージェネレーションベアリングブランドを標榜するBronsonが、シールドがなくても優れた耐久性を誇る画期的なベアリングを開発。スケート業界初となるシールドレスベアリングの発売にこぎつけたのです。
ついに時代がスケーターのアイデアに追いつきました。この画期的な新商品は4月8日(土)の発売。このアイテムをゲットして、むき出しのベアリングの無骨なかっこよさと「シャーーーー」っていう心地良い回転音を堪能してみてください。
そして、カッターナイフを手に手持ちのべアリングのシールドを外そうとしているそこのアナタ! 故障とケガは自己責任でお願いしますね。
–TM
Bronson Speed Co.のシールドレスベアリング、Raw ¥7,020
Rawのプロモーションビデオ。