メルボルン出身の21歳。といってもオーストラリアではなくアメリカ・フロリダ州の小さなビーチタウンのメルボルン。この小さな街が輩出したタイソン・ピーターソンが最近気になります。
頭で束ねた長いドレッドと、スリフトストアで入手したギアを身にまとったオーバーサイズでルースなファッション。初めてタイソンを観たのは2016年、注目の若手を紹介する企画の“Next New Wave”パートだったと記憶しています。グニャグニャのトラックでスタイリッシュにテクニカルからバンガーまで対応する。そのしなやかなスケートスタイルはどこかローワン・ゾリラを彷彿とさせます。
昨年は10名のアマでロードトリップに出る“Am Scramble”で素晴らしいスケーティングを披露し、今年4月にはVansの“Spinning Away”でオープニングパートを担当。さらには先日Elementからプロ昇格。“Next New Wave”で紹介されてから2年の間に、破竹の勢いで一躍スターダムにのし上がりました。
スケーターの魅力を長々と言葉で表すのはどうしても野暮になってしまうので、以下に貼り付けたタイソンのスケーティングをチェックしてください。10月に公開を控えるElementの“PEACE”でもどんなパートを見せてくれるのか。今から楽しみでなりません。
–MK