長野で粛々と刀を磨き続け、切れ味を増したスキルが世界へと向く。地元を活動拠点に置くということ、そして日本のスケートシーンに望むこと。IFO SKATEBOARDS から1stフルレングスビデオのリリースを控える山口隆志にその胸の内を聞く。

重藤悠樹は、乗れているスケーターである。上手い、や凄いというよりも、彼の滑りを伝える表現としては相応しいと思う。愛知県は小牧市で生まれ育つ。そして他の誰よりも深く、街の構造を熟知している。

周囲を和ませるメロウな性格と、攻撃性のある滑りが特徴。ハワイ育ちの彼はきっと小さい頃から、数々の素晴らしいスケーターたちを見てきたに違いない。日本の最南端となる沖縄からの刺客、見逃すべからず。

無茶苦茶なヤツ、といえばハルカを知る人たちは納得するだろう。東京オリジナルにして、数少ないオーリーで魅せられるひとり。都会の喧騒が、これほどよく似合うスケーターは他にいない。

スケートボードが好きで、熊本から単身駒沢へとやってきた。黙々と技を磨き上げ、気がつけば大勢のスケート仲間もできた。タカPという少し可愛いあだ名はついているが、人一倍のガッツの持ち主である。

サンフランシスコの街をスピーディに疾走するのは、いまベイエリアでもっとも注目度の高いアップカマーのひとり、ジェームス・キャプス。ストリートスケーティングの魅力が詰まったショートパートをご堪能あれ。

あっちでフラフラ、こっちでフラフラ。スケートシーンの中心にいたと思えば、次の日には外野にいたりする。ニューでもなければオールドでもない。それでいてミドルでもない。柳町 唯は、きっと日本一無責任なスケーター…

いろんな意味で天然。それはスケートの上に乗っている時も、そうでないときも。北海道の函館出身。寒さの厳しい町で、長年無垢にスケートと向き合ってきたんだと思う。迷いなしに突っ込んでいく滑りがとても魅力的。

弟子はふたりの仲間とともに旅へと出かけた。成り行きで向かった先は、沖縄。時間割のようなスケジュールもなければ、ガイドブックで見たホテルの予約もない。所持金だってたかがしれている。持っているのは…

日本屈指のハイオーリニストで知られる、富山出身の21歳。シンプルandビッグなスタイルを武器にした、注目のアップカマー。

徳島が生んだ、最上級”スキルレス・スケーター”マロこと近藤貴麿。ユニークなキャラクターと、強靭な下半身から繰り出されるカオスなスケーティングが魅力である。

大阪を拠点に活動しTIGHTBOOTH PRODUCTIONとしてメッセージを発信し続ける上野伸平。大阪に留まる理由、そして日本人スケーターであることについてなど、伸平の頭の中を覗く。