世の中には、さまざまな意味を持つ数字が存在します。スケートコミュニティで使用されているものを挙げると、例えばスラング的に入門編という意味を持つ101や、警察を意味する5-0、そして電話番号だと番号案内の411。そう、'93年にビデオマガジンというフォーマットであらゆるタイプのスケーターやスケートシーンをフィーチャーした『411VM』のタイトルは、411という数字がスラングとして「情報」という意味を持つことでつけられたのです。響きも実にキャッチーで、まさにこれ以上ふさわしいネーミングはありません。Solというバンドの“The Boxcar”という楽曲を使用した同ビデオシリーズのオープニングはあまりにも有名で、日本人では中島壮一朗が唯一飾ったことで知られています。オープニング以外にも、過去には桜木英生、小原祐一、岡田 晋、荒畑潤一や米坂淳之介など、日本人スケーターが登場することもありました。ということで、長年にわたり素晴らしいスケート情報を提供し続けてくれた411VMから、オンラインで発見できた日本人スケーターの登場シーンをいくつかご紹介。
ちなみに、'05年に411VMからリリースされ、スラムシーンばかりを収録した作品『911』のタイトルに起用された数字は、警察や救急車を呼ぶ電話番号です。こちらも最高のネーミング……。
--MK
Issue 9(1994年)のChaosセクションには米坂淳之介と岡田 晋が登場。
Issue 15(1995年)より、World Reportのセクションでフィーチャーされたジャパンパート。
米坂淳之介、吉田 徹や赤熊寛敬が登場。
米坂淳之介、吉田 徹や赤熊寛敬が登場。
Issue 41(2000年)より、中島壮一朗のWheels of Fortune。