5月の大会で大坂なおみ選手が格下に負けラケットを破壊し話題になりました。テニスでは「アスリートにふさわしくない行為」として罰金があるらしく、ネットを見ると「擁護できない最低のこと」「子供に見せられないことはしないでほしい」「道具を大事に出来ない選手は正直言って三流以下」なんて書かれています。が、しかしちょっと待てよ。スケートビデオだと道具(デッキ)を自ら壊すのはよくあることだなぁと。
海外のスケートビデオとかでよくあるのがメイク出来ずに怒ってデッキを投げたり、悪戦苦闘の末メイク後にボロボロの板を折るシーン。どちらも緊迫した現場の雰囲気だったりライダーの真剣さが伝わってきてとてもシリアス。それを観て「男らしい」とか「気迫がすごい」とか思うのは自由なんですが、ここ日本でそれを真似るのはどうなんだろうなぁ〜ってのが正直なところ。
街がだだっ広く周りに人も少なく、奇声を発しながら街を彷徨うクラックヘッドも身近であろうアメリカならともかく、人口が密集している上ただでさえスケートに風当たりが強い日本の都市部ではNG行為。もちろん真剣にやってるのはわかるんですが、怒ったりデッキを投げたりしたらキックアウトや通報も早くなるし、デッキもボロボロになって、さらにみんなのヴァイブスも下がっちゃう。「スケートボードは野蛮だから社会と共存できません」なんて印象をこっちからアピールしてどうすんのよ、と思うわけです。
じゃあどうやって怒りをおさりゃいいのさ…なんてアナタにおすすめしたいのがアンガーマネジメント。怒りやイライラという感情を上手にコントロールしてストレスを減らし、生産性を向上させるのだ!!
—TM